細い糸は弱くて だけどいつかは織り上がる 恋が愛に変わる時 色とりどりの帯になる 金糸銀糸の光 あなたへの想い 誰が使うのだろうか 織り上げた心よ あの口元も見上げた 月も全部この糸にこめて 抱きしめられたあの感触が 私のこの帯になる この涙よ止まれ この心よ届け こうすれば近道だと言われても 変えずに進む 不器用で構わない 遠いからこそ深くなる 繭玉を解いた時から 糸はあなたと繋がり 色彩が決められた時に あなたはきっとわかる その冷たさに耐え忍びながら 会えると信じていく なにもかも簡単な事はない 祖父の言葉がよぎる あなたと私は縦と横の糸 紡がれ結ばれて いつかは色鮮やかな花びらを 散らした帯になる あの口元も見上げた月も 全部この糸にこめて 抱きしめられたあの感触が 私のこの帯になる この涙よ止まれ そして天まで昇れ