靜かな台所 眠りかけた町 聞こえるのは呼吸 喉を通るりんごの声 笑いかける場所は もう失くて 私を生かしている音が 空虚を打つ…打つ… <♪> 冷たい闇を背に 吹き拔けた風 眩いあの頃が やけに遠く遠く思う 明日が来るかなんてもう わからずに ひとりじゃ自分がいることも わかなくなる… 哀の声 どこかで聞こえる ひとりぼっちで泣いて 泣いている 命ないものは 何を夢見るの… それでも「人」が 幸せと思いますか <♪> 時の中 裸足で駆けていく 幼い日のように 歌い 歌いながら そして朝は来る 人々の声がする 私は目を閉じて 生きて 生きている ここに ここに 存在ると