ハリボテの像と自販機 閉め切ったダンスホール その匂いに酔うように 僕は眠った 荒んだビニール風船 すぐに割れそう その中でサフランの花が咲いた 嫌いになる 嫌になるな 善いも悪いも無い再放送 人がいない 街の方に 歩き出した 曇った色 昨日の夜の僕のよう 思い出しては何も見ぬふり 回るミラーボール 他の誰かになんてなれないだろう 全て賭けては この街を捨ててゆく 路地裏の蝶を逃して また記憶を巡る 酔いどれ財布の際が 夜の魚に さようなら最後に吐いて また眠ったよ 喧騒なネオンの叫びで また一つ花が咲く 嫌いになる 嫌になるな 酸い甘いもないこの人生 パレードが 続く続く 止まらないで 濁った水 昨日の夜の僕のよう 思い出しては何も見ぬふり 踊るキラーチューン メロドラマは終幕の準備へ 取り掛かってる この曲のところまで 曇った色 昨日の夜の僕のよう 所詮どんなに憂いていても 掴むメリージェーン 他の誰かになんてなれないだろう 全て賭けては この街と朽ちていく