ビリケンさん ビリケンさん うんだばだばだば うんだばだばだば ビリケンさん ビリケンさん うんだばだばだば うんだばだばだば… 通天閣のてっぺんで 毎日毎日 なでなで 足の裏 ビリケンさんはみんなが幸せになれば それが いっちゃんうれしいんやなあ ある日 恋に破れた女の子が 夜中 足をさわりに来た 長いまつげ 涙で濡らす彼女 僕は 恋に落ちてしもうたんや 僕がもしも 人間ならば 君を 絶対泣かしたりせえへんのにな 足を撫でなはれ 幸せなるんやで 抱きしめてあげること できへんけど 恋する ビリケンさん ビリケンさん ビリケンさん うんだばだばだば うんだばだばだば ビリケンさん ビリケンさん うんだばだばだば うんだばだばだば… 真夜中通天閣 暗闇の中で 僕は 夢みたんや きれいなべべ着た 僕と君が 手を取り ダンスする夢 ビリケンさん ビリケンさん うんだばだばだば うんだばだばだば ビリケンさん ビリケンさん うんだばだばだば うんだばだばだば… 朝がきて いつもの通天閣 今日も 足をさわりに来た さみしそに 目をふせてる彼女 撫でてあげることもできへん 一回でいい 人間になって 君の 涙ぬぐってあげたいのに 足に届かへん 自分じゃ届かへん 誰か願いを叶えてくれませんか 恋する ビリケンさん 季節も変わり 髪も長くなって 幸せそうに 誰かと腕を組んで 「ありがとうビリケンさん」 笑顔で言ったんだ ほんまよかった ほんまよかった 誰よりも 幸せになるんやで 足を撫でなはれ 二人で撫でなはれ なんでなんやろかな 止まらへん涙 恋した ビリケンさん 今日も 笑ってんで 通天閣の上