“個性”という名の エゴを掲げて 僕の代わりは 常にそこにいて “特別”という名の つまらない価値に すがり付いていたのさ ついさっきまで どれだけ大声で叫んだって 自分や誰かを罵倒したって 芝生の中の石ころに過ぎない 名前も声も匂いもない だから今日だけは歌ってみるのさ 雑踏にかき消されるBlues 誰の耳にも届くことのない Sunday Blues 振り返れば 顔を覆いたくなる 耳を塞ぎたくなることばかり 目を伏せてきた 代償は大きく 慰めにもならない 惨めな言葉が 言霊になって彷徨い どこか遠くへ 連れてこうとするけど 今日はここで 明日のことは 誰にも分からない だから今日はここで 今日だけはここで どれだけ言葉を選んだって 顔色をうかがったって 枯れ葉の中の一枚に過ぎない 名前も声も持たない物体 だから今日だけは歌ってみるのさ 明日がくるなんて分からないから ただ夢だけは見ていたいから 誰にも気付かれないなら 涙枯れるまで 泣きわめいて 美味しいお酒を飲んで 喉を流れる爽やかさを 木陰で日差しに隠れるように 少しだけ休憩していこうよ 大雨の一雫だとしても どこかの誰かのなにかには きっと なくてはならない 一雫だから どれだけ大声で叫んだって 自分や誰かを罵倒したって 芝生の中の石ころに過ぎない 名前も声も匂いもない どれだけ言葉を選んだって 顔色をうかがったって 枯れ葉の中の一枚に過ぎない 名前も声も持たない物体 だから今日だけは歌ってみるのさ 明日がくるなんて分からないから ただ夢だけは見ていたいから Sunday Blues