顔の無い街の激流に逆らい 誰もが独りで歩いていた 雨に濡れたら 傷が増えたら 余裕など無くて 嫌いばっか 不快ばっか 負荷かかって いえない辛さを 噛み締める もしも同時に同じ痛みを 感じるのだとしたなら その引き金を引くのを 止めるだろうか 誰しもが無敵なんかじゃ無いと 自覚しながらも いつまでも泣き止まぬ雨の訳は 不安は苛立ちへ 正しさは道具に 厚い束になって 今日も伸し掛る 人の心は一枚の紙きれ 簡単に潰れてしまった 透明な板越しにただそれを見てた 傘をさせたら 手を取り合えたら 傷だらけの世界で どれだけ優しくあれるだろうか 問い続けて もしも同時に同じ喜びを 感じれるのだとしたら 思い合う未来目指すだろうか 誰しもが素敵な日々を願う暗闇の中 この手は何を選んでいけるだろうか