始まりはいつも ピンクの吹雪と 萌黄の風が吹く季節 これからの出会いに 胸躍る 君と出会った季節 覚えているかな 「どこから来たの?」 「何て呼ぼうか」って 他愛ない話をしたね 歩いた道 笑った食堂 喧嘩した教室 残る鮮明なアルバム きっとこの先も 出会い別れ かわりばんこに 過ごした季節は 色あせて いつか忘れてしまうのかな 最後の春に 何を想おう 落ちる雨拭って 光る雫 たとえ薄れていく絵画だとしても 僕が何度でも描きなおすから また会えたらそっと手渡すよ 「大好き」の言葉を添えて 気づいたらいつも 徒然に過ぎた時間 走って消える季節 これまでの出会い 思い出す 君と過ごした季節 きっとこの先も いろんな道 歩くんだね ついた傷も癒されて いつか忘れてしまうのかな 最後の春に 何を想おう 零れた音拾って 紡ぐメロディ たとえ消える欠片だとしても 僕はずっと覚えているから また会えたらそっと囁くよ 「ありがとう」の言葉を添えて 呼ぶ声はすぐそばで溶けて 届かない伝わらない 夜が明けて 東から西へ 巡って巡って そうやって過ごしていく そうやって過ごしていくのかな 最後の春に 何を想おう 閉じた瞳感じて 大好きな君 たとえすぐ会えなくなったとしても 僕が何度でも 駆けつけるから 君と荷物をはんぶんこしよう 君と朝まで話をしよう 最後の春に 最初の約束を