こわれるまでだきしめて 眠りにつくまで 水無月の雨すら 流しきれない 私のほほにこびりついた 深い碧色 はやくはやく手を綱いで 日暮れ前に瞳を見せて 人形遊ははじめてですか? こわれるまでだきしめて ただ人つだけの逢で あなたの両手に ラピスの命を 神は隠した 有り余る時間の 人つ人つが 茨のつるの檻のように 私を視てた これはこれは綺麗なドレス まるで海を着ているみたい 人形心に明るいですね おなじいろでそろえましょ 教科書に書いてあった 真面目なあなたは ラピスの希を 今も知らない 私の本当の色は こわれててもそこにいて 何も知らなくて良いから 大人になるまで 馬鹿げた遊に 付き合ってくれる? あなたの記憶で 私は愛しき ラピスのお人形