成長痛だって言われたって 痛いものは痛いや 心配ないよって言われたって 怖いものは怖いよ あの日書いていた将来の夢は 今じゃ全くもう覚えちゃいない 書けなかった本当の気持ちは 笑われたくないから 小さい頃描いたラクガキみたいだな よくあるごっこ遊びの延長線上だ 空き缶蹴ってはしゃいでいた 変わりたいような 変われないような 意味なんか分かんなくたっていい 大人になったら 叶うはずなんだ そうやって何度も頷いて ゆっくり時は経って 想像はどうなってるかな たまに今も夢を見るんだ 登れなかった頂上の夢を 登れなかった 違うそれは 登らなかったんじゃないかい 小さい頃に舐めた飴玉のような 甘くてちょっと優しい夢のままで 文字盤のない時計の針は どれだっけ祈っても 止まりはしないんだね ラジコンも公園のブランコも ひとりじゃちっとも 動けないようにまだ 影法師が伸びてきてもう帰ろうよと 手を伸ばす もう少し ねえ遊ぼうよ もういいかい まあだだよ もういいよ ただずっと光ってほしかった 触れてしまったら壊れてしまうから そんな毎日も終わらせなきゃな 今度は僕が光る番なんだな 空き缶を蹴ってはしゃいでいた あの日の僕らまた笑えるから 意味なんかいつか分かるから 飛び込んでしまえば駆け 抜けるだけだ さあゴールテープは捨て去って 最後尾を突っ走って 想像はどうなってるかな