震える指先 身体から漏れ出す 体温まで 此処で終わらせて 傷は癒えぬまま 日々は変わらぬまま 私だけ此処で 皺を重ねていくだけで 声を聞けぬまま 顔も見えないまま 季節さえ 巡って また生まれ変わって 錆びてく視界と 枯れてく喉元 貴方の隣が私じゃなければ良かった 嗚呼、私がやりました 貴方の苦しみをもう見たくなくて 嗚呼、私がやりました 貴方の幸せを奪いたくなくて 見えない心と 取れない汚れと 隠した貴方と 被せた爪痕 思い出して欲しいのは 二人愛していた事 見つけないで 見つめないで 私にそれを被せてよ!ねえ! 嗚呼、私がやりました 貴方の傷跡をもう見たくなくて 嗚呼、私がやりました 貴方の幸せをただ願いたくて