鳩時計が鳴く前の2時に渚へ行こう ささくれた親指 海に帰る貝 やっとどこかに行けるね 無邪気な素足はガラスを避けた まぼろしは乾かない ガソリンに映ってた 君にも見えるよ 突然を装って 気にしてた矛盾は クイズみたいに盛り上がった 埋めなきゃ 許せそうにない タイル眺めた やっぱりどこか痛むね。 近づく遠のく 気の持ちようで 二枚爪剥がしてく 波のリズムで 今でも聴こえるよ 別れの曲が綺麗に濁っていった そのままたむろして 暮れる手前まで座らせて すぐに済むからさ ねえ 休まない鳥がいるよ 死んだ虫 日光浴してる 裏声でやった人形劇がまたみたいな 視力がどんどん弱くなってる 帰る前に映画、借りに行こう ロブ・シュナイダーのギャグがいい すぐには立てないけど ちゃんといままでに戻れるから 見えたまぼろしは乾かない