ラメのボタンを いじくりながら バストを右手で たしかめてみる ふだんどおりの 仕草ですぐに お前はかるく 笑ってみせる サザンカラーの 南の空が 何かの気配 警告してる ああ レディ ハリケーン だけどお前は 激しいほうが きれいなだけより にあっているよ いずれ泣く日が 必ずくるが その時ここには もういないから ローラースケート ころがしながら 子供がま横を かけぬけてゆく ビルの看板 ながめるふりで 目線はお前の 横顔見てる 耳のうしろに ピアスのあとが きのうのままで けし忘れてる ああ レディ ハリケーン いくら自分を だましてみても 心のうねりは かくせはしない 今も愛した ふりしているよ いずれは消えてく 熱風だから サザンカラーの 南の空が 何かの気配 警告してる ああ レディ ハリケーン いつも男は 身勝手だから 女をこのみに 仕上げておいて すぐに心は 見知らぬ海へ 別れをつげずに とびさっていく