言葉を失くしてしまった 見つからないの さよなら 私の恋人 おぼれる人魚達は歩く足が欲しさに まわりを忘れるほど 知っているわ たくさんの川が集まる所よ…… 深い深い海の泡に変わる最後の時 私は泣いてる 分かっているのに 彼女の愛は 深くてとうめいな川 あなたの海へとそそぐ 真珠の涙で輝き出したら 『右手を私の右手の上に……』 重ねてよ ずっといえないで あなたのスキな空気になった とても軽い 存在の中 水は潤い出した 私 おろかね 分かっているのに いのりの声で 私は泣いてる 私を泡に変えるその青さ! その結果 この身の上にあるすべての罪を とうめいな川にもどして 魔法をかけて 忘れてしまえ! 私が私でなくなったその日 快楽の海はやさしくつつんで 深い深い海の泡に変わる最後の時 私 おろかね 分かっているのに いのりの声で 私は泣いてる