夢の洪水でおぼれ死ぬのか 現実のかけら 箱舟つくるか 愛とやさしさで 沈没か 暴君のような すきま風は やがて嵐 やがて吹雪 凍りつくか 蛇にまかれ 煙にまくか 川をせきとめ 名前を刻むか 過去という名のベットの上で 暴君のように時は流れ 夢は流れ 君は流れ 乾ききるか おぉさらば父よ母よ あの旅人たちは今 両手にいっぱい 種握りしめ 涙の海を渡る 海の底の記憶の神は 言葉も持たずに においも持たずに あの虹の約束のことを 一万年も一瞬の まばたきの様だと告げ 深く潜る おぉさらば父よ母よ あの旅人たちは今 両手にいっぱい 種を握りしめて 涙の海を渡ろうとしている さらば 今 両手いっぱい