現の夢(うつつのゆめ)と 共に 変わるものと変わらぬもの 空の色味 風の匂い 胸の奥 奮(ふる)う想い 静かに咲く この一輪 悠久の 慈しみ が身に染み かくも思う わずかに 頼りない 鮮やかすぎる景色を歌うには まだまばらだ ゆえに混ざった賛歌 いとをかし 愛(いと)しむように 目に映る全てを伝う術があるのなら "花の色は うつりにけりな" それでも 願う ひとしずく降り注ぐように今 一千年(せんねん)後も色褪せず 命が芽吹くなら その美に浸りたい 心から 泪もあれば 笑みも繋がる永遠 見て来た ひとひら 古(いにしえ)の想いと今 重なれば この心 紡ぎてしがな (をりはう) 華やぐ過去の都でも ビルの隙間からでも ほら 感じているものがあるから 同じ 光を受けていく 言の葉は戦ぐ(そよぐ) 時代の風 泳ぐように 春の音 冬越え 眩くすぎる夏の陽に目を細め 秋の枝(え) 色で遊びませう(しょう)か 瑠璃翳(かざ)し 見つめた空 うまず撓まずにと変わり続け 僕もまた 止(とど)まることはできない 諸行無常よ 今のこの時も さればこそ集って(つどって) 一千年(せんねん)後も色褪せず 命が芽吹くなら その美に浸りたい 心から 描かれていく 真新しい形 それこそ えならず たゆたうままに詠(うた)おう 何度でも 何度でも この世の限り 桜散り 菊舞い 梅はこぼれいく 椿はハラハラと落ちいく景色の中 知るほどに 嗚呼 あはれなり 一千年(せんねん)後も色褪せず 命が芽吹くなら その美に浸りたい 心から 泪もあれば 笑みも繋がる永遠 見て来た ひとひら 古(いにしえ)の想いと今 重なれば この心 紡ぎてしがな (をりはう) 華やぐ過去の都でも ビルの隙間からでも ほら 感じているものがあるから 同じ 光を受けていく 言の葉は戦ぐ(そよぐ) 時代の風 泳ぐように