窓の外 落ちる枯葉も 黄色く 色付いて 空っぽになった カラフェ眺めて 時の流れは 横に居ない君の影を追っている 取り残された 僕だけ ずっと ここに居るみたい 注がれてく 珈琲の香りも 立ちのぼる湯気も あたたかくて あぁ 何だか どうしようも無いほど 君が好きだったんだ 「また」が無いのに 「またね」と言って 離れた あの日を 不意に 思い出して そういえば 机の上に 置いてあった シュガーポットが 空っぽだった事に 気付かなかった 満たされていた カラフェ眺めて ふたり 一緒に聴いた あの曲は 今ではよく 街中で聴く 曲になったこと 君は知ってる? 幸せそうに眠る その横顔 ただ 真っ直ぐ 見つめていたんだ 僕の乾かした髪ですら 何処か 愛おしくなって 冷めきった 珈琲は 酸っぱくて ほろ苦い 大人の味がしたんだ 「また」が無いのに 「またね」と言って 離れた あの日を 不意に 思い出して そういえば 机の上に 置いてあった シュガーポットが 空っぽだった事に 気付けなかった ふたり で 飲んでいた珈琲 君が嫌いだった事 気付けなかった