あの月が何を見てるのか 僕にはわからない どこか遠くまででもいいよ たゆたい、ふたりでゆこう うまれ つらなり はなれて そっと消えてゆく 逆らうことのない円のような 覚え始めた互いのわずかな哀だけ 今を信じられる確かなものなら なぜ涙がこぼれる 痛みなんかないくせに 失くすものはないから このまま拭わずにいよう つなぎあう手を感じながら寄り添い 歩いてる ここから夢への帰り道 ひと時でいい、眠ろう くるりくるり 時だけが過ぎてゆく いつか、すべて晒しあいながら いつか、 ふたり無邪気に笑えるのなら なぜ涙がこぼれる 痛みなんかないくせに 誰も知らないような 僕らはふたりになるから