今も振り向けば そこに笑う君が居るようで 分かってる そんなことないよね あれからだいぶ経ったね 思い出すクソガキだった俺 いつも喧嘩ばっかだったよね そんな俺を変えてくれた君は 教えてくれたんだ頑張る意味 君と出会えた日々を いつも昨日のことのように とても鮮明に 空に 想うんだ 二人で行ったあの場所も 二人で入ったあの風呂も 二人で食ったあの飯も 二人で歌ったあの歌も もう二度と出会うことはないって 全然実感湧かねぇけどな 「また会おう」 当たり前のように唐突だった 忘れていたんだ 人には必ず “その日”が来ると言うことを ある朝突然 電話がなって そこから記憶が曖昧だった 気づけば君は病院で 眠るように目を閉じていたんだ 俺はどうすることも出来なかった ただ君の手をずっと握ってた どうすることも出来ずにただ ずっと君の手を握ってたんだ 「あの時もっと喋ってたら」 「あの日もっと優しくしたら」 無力な自分で後悔ばっか 出てくる言葉は「ごめんね」だった 下がる心拍数 鳴るアラーム 終わりを迎える時の中で この手の温もりを忘れぬように この手が温もりをなくさぬように 後悔ばっかしてたはずなのに 君への最後の言葉はなぜか 「ありがとう」 人生は勝手に始まって 人生は強引に終わる 生まれて何か変わったのか この世に何か残せたのか 世の中はいつも通りだった 朝日が昇り 夜日が沈む 君はこの世に いないのに あの日止まった 君の時間を あの日止まった 君の景色を あの日止まった 君の未来を 代わりに 大事に しまうんだ