薄々勘づいてはいたのさ 愛想笑い しながら グズグズしている間に置いていかれ んぞ 後腐れはないがな 傷口がひらくように 赤くなってい く だから今日も「僕」という日を 問 いかけて 本当の意味を さらば 今日も孤独な夕日を 追い かけていく ほったらかしといた謎々が唐突に解 けた きっかけもヒントも関係ない 結局 なんだったんだ 時が全部解決するなら 僕は今どう したらいい? そして今日も不徳な寄る辺に 腰掛 けて 漂っているだけ 鈍くなっていく身体を責め立てるよ うに 朝が来る 瘡蓋が剥がれた後の 新しい柔い肌 と 目が合って 恥ずかしがっているの か 赤くなっている まだ透明だった頃の面影を ちゃん と持っている ひび割れて 色も褪せて 変わり果 てたとしても だから今日も「僕」という日を 問 いかけて 本当の意味を さらば 今日も孤独な夕日を 追い かけて 老いていけ 忘れないで 規則正しく 流れてい く 「僕」という日よ