雪解けの朝 春の波止場に 臆病者を待つ船は無い 生まれ生きた証は 確かにあるか? 金か夢か野望か 旗を揚げろ 瞬く間に 遠のく街 手を振る君の姿を胸に旅立つ 青一面の この喜びを 知らずのまま終わるなんて ありえないだろう? 心の平和と怖れのあいだを ただひたすらに生きて 生きてやれ 足を踏み入れた世界の広さに 自惚れ者は肩を落とす でも憧れの輝きは灯台のよう 「次はおまえ」と呼んでる 顔を上げろ いつも通り 振る舞う友たち 高らかな笑い声に また奮い立つ 仰いだ空の この驚きを 忘れたまま終わるなんて ありえないだろう? 望まぬ明日も 悪天のあいだも ただ闇雲に生きて 生きてやれ うねりうねる時代の波間に 揺るがぬ決意を 強く突き立てて 目くるめく景色を 目まぐるしい毎日を ひとつ残らず その手で掴みに行け 青一面の この喜びを 知らずのまま終わるなんて ありえないだろう? 心の平和と怖れのあいだを ただひたすらに生きて 生きてやれ ただ真っ直ぐに生きて 生きてやれ