流星が落ちた午前二時 伸ばした手を掠めた星 届きそうなその距離へ 流れ着いたほうき星 君は手を差し出しては ただそっと声を紡いでた ""ハロー、ハロー、ハロー、はじめ まして 君を待っていた"" 剥がれ落ちた夢の跡 がらんどうの街の上 願いも呪詛も抱えたまま さぁ夜のもっと先端へ 空を割って駆けだして 未来なんて本当は無かったとしても 馬鹿みたいに笑って 叫び続けた 流星群、流星群、流星群 流星が落ちた午前二時 伸ばした手を掠めた星 踏み外して落ちてった 深い深い夜の底 どれだけ声をからしても どれだけ泣いて喚いても ただただただ、悲しそうに そこにいたんだ 死にたくなった宵の闇 君は僕の手をつかみ 何も言わずに走り出して さぁ夜のもっと先端へ 逃げるように飛び出して 灰になって消える運命だとしても 馬鹿みたいに感情を 叫び続けた 何十回、何百回、何万回 流星群、僕が砕け散ってさらさらと 流星群、消えてしまったなら、さよ ならも 流星群、言わなくたっていいんだよ ただ空の果てまで 燃え尽きてしまうまで 夜が明ける前に さぁ、夜のもっと先端へ 連れて行って流星群 灰になって消える運命だとしても 誰もいない場所まで どこまでも届け 未来なんて本当は無かったとしても 馬鹿みたいに笑って 叫び続けた 流星群、流星群、流星群 流星群、流星群、流星群