あらすじでは語られない 僕もこの日常に生きている 彼女とのさよならも 誰かの悪口も ドラマほど大げさな展開は無くても 根性無しの 僕の平均的 波乱万丈 あらすじでは語られない 聞こえない歌や足跡が 今風にでもなって 誰かの頬を掠めたのなら 名前も無い僕の役回りも 大切に思える日が来るんだよ 映画ほど凹むような悩みは無くても 平凡な僕も たまのこんな夜は 泣きたくなるんだよ あらすじでは語られない 見えない場所や表情が 今風にでもなって 誰かの背中 そっと押せたら 名前も無い僕の憂鬱さえ 愛せる強さを持てる気がするよ