燃える夏の太陽が 眩し過ぎたせいかしら 胸を焦がす恋なんて 今じゃお伽噺か冗談ね <♫> 惚れた腫れたの仲よりも ずっと孤独なほうが好き もう惨めな恋なんて ドラマだけの"お涙頂戴"ね 夏昼下がりのモーテルで 陽に灼けた身体を愛し合い 茅ヶ崎あたりのローカルは 今も口説き文句はこう言うの 「雨上がりにもう一度キスをして」 寄り添うような二人のシルエット 悲しい事も今じゃ素敵な 想い出になったけど 「あの虹の彼方へと連れてって」 永遠(とわ)に見果てぬ青い空へ 本当に何も怖くなかった あの頃は風まかせ <♫> 青い鳥が逃げたのも運命(さだめ)と 他人(ひと)は言うけれど いつの世にも神様が 決めた粋な未来が待っている 出逢ったばかりのアイドルは 忘られぬあの日も海にいた ため息まじりにライバルも 熱い砂を枕にこう言うの 「夢の中へもう一度逢いにきて」 そして感じて風は Velvet サヨナラしてもあなた一人の 幸せ祈っていた 「仲直りに笑顔で抱き寄せて」 でも二度と逢えるはずもない 過去へと続く扉を叩き 降りしきる涙雨 <♫> 「雨上がりにもう一度キスをして」 寄り添うような二人のシルエット 行き交う他人のよく似た仕草 面影に苛まれ 「時間(とき)よ 情熱の灯は消さないで」 青春は二度と帰らない 振り向かないで涙をふいて 明日へと翔(と)び立とう あの頃は風まかせ 明日へと翔び立とう