これは悲劇じゃない 生ぬるい空間に入り込む 僕は大丈夫だよ 昼も夜も項垂れてるけど しおれた花のように動けないでいる 焦燥に啄まれた皮膚が伸びきって 地面に飲まれるんだ 甘く、緩やかに、壊れた世界が 呪いのように染み出していてる しじまに伸びた影がゴミのように ころがって逃げていく 眠りこけた僕の熱情は なおも日々をつなぐ日常に 打ちひしがれていく 朝も夜も壊れた生活にすがって 飽き飽きした生活に囚われて 凡庸な時間に流されているだけ 無意味な呼吸だ それなら 今更足掻いたってもう手遅れだ 甘く、緩やかに、壊れた世界が 呪いのように染み出していてる 素直にこぼれた後悔が 喉元に噛み付いていて 滑り落ちた僕の高揚は なおも日々をつなぐ日常に 打ちひしがれていく 退屈に終止符うって憂にサヨナラ