記憶というのは 文章でいうなら それは行間のようなものです どんな言葉より 本当の気持ちが そこに込められてます 思い出というのは 何かのきっかけで よみがえった記憶のことです 隠さずにいえば 僕の場合には 君のことを指します ただそばにいて見とれていたい いつか僕に強がったあのしぐさ もう これ以上 セピアの色に染まらないように 涙の数だけ 幸せになると デタラメを誰かが言っていました それならば僕は さみしいうたなんて 歌っていないでしょう 紛らわしいことや脈略ないことに 惑わされないように 揺れ動かないように 大切なことだけ 信じてゆきましょう 僕の希望は君です 世界を止めて 探しにゆくよ いつも僕に微笑んだあの瞳 もう これ以上 写真の君がくすまないように 吐く息の白 ダッフルコート さよならする手 呼び戻す腕 今 この時 この場所 この想い 伝えたいのに ただそばにいて見とれていたい いつか僕に強がったあのしぐさ もう これ以上 セピアの色に染まらないように 世界を止めて 探しにゆくよ いつも僕に微笑んだあの瞳 もう これ以上 写真の君がくすまないように 色褪せないように