青いあの実が 熟れる頃には 街を抜け出す小鳥が嘲笑う 飛べぬあたしは 孔雀のように 「抱いてごらん」と見栄を切る 果てぬ約束 身の程知らず 効かぬ薬に 動かぬ証拠 こんな行為がただただ上手い 競う幻想 恥知らず 白い素肌と 長い手脚に 紅い唇 操を武器に 一人戦う泡姫様は 抱いて抱かれて心が荒む 淡い思い出 その他色々 捨ててやるから認めておくれよ 朝が来るまで 腕の中で どうか飼い慣らしておくれ 〈♪〉 いつか身体が朽ちる頃には 汚れ傷痕 纏った総て 残る筈などありはしないと 述べた!提唱、水入らず 酷い姿よ 怨む姿は指をくわえて 物欲しそうに 一人戦う泡姫様を 待った!待った! と夜な夜なうるさい 「好いていらしたの? 賭けてらしたの? システム一つで 成し遂げられたの?」 朝が来るまで腕の中で どうか飼いならしておくれ