今日は何も無かった 特別なことは何も いつもと同じ道を通って 同じドアを開けて 昨日は少し笑った その後で寂しくなった 君の笑顔にあと幾つ逢えるだろう そんなこと ふと思って 誰の目にも触れない ドキュメンタリーフィルムを 今日も独り回し続ける そこにある光のまま きっと隠しきれない 僕の心を映すだろう 君が笑うと 泣きそうな僕を 希望や夢を歌った BGMなんてなくても 幸せが微かに聞こえてくるから そっと耳をすましてみる ある時は悲しみが 多くのものを奪い去っても 次のシーンを笑って迎えるための 演出だって思えばいい 枯れた花びらがテーブルを汚して あらゆるものに 「終わり」があることを リアルに切り取ってしまうけれど そこに紛れもない命が宿ってるから 君と見ていた 愛おしい命が 誰の目にも触れない ドキュメンタリーフィルムを 今日も独り回し続ける 君の笑顔を繋ぎながら きっと隠しきれない 僕の心を映すだろう 君が笑うと 愛おしくて 泣きそうな僕を