あの子の前を上手に 通る癖覚えたのは もうずいぶん前の事 長いなぁ あなたの視線追うと 必ずいるあの子の前を 通り過ぎてる事で あたしに気付いて欲しくて すぐそこの曲がり角で 聞こえてきたんだ あたしの耳には あの子を想う気持ち 声になって その先は言わないで 聞きたくない アイスは溶けて ただまずいだけ あたしの心もおいしくないわ 指の方まで 流れてしまって もう誰も振り向いてくれない <♪> 折れた鉛筆の先は どこへ飛んで行くのだろう あなたに宛てた手紙 いつも渡せないまま 昼過ぎの教室から 聞こえてきたんだ あたしの耳には あの子の笑い声と 一つになって 走り去るこの廊下 とても遠い 喉が渇いて ただ痛いだけ 照りつける陽射し かわいくないわ 泣きたかったのに あたしの顔は 「認めるしかない」と笑った <♪> アイスは溶けて ただまずいだけ あたしの心もおいしくないわ 指の方まで 流れてしまって もう誰も振り向いてくれない 今年もまた思い出すなぁ あの空あの道あなたの顔 汗の止まらない 1時の廊下 思わず目を閉じた夏の日