ギリギリで申し訳ないけれど これでも努力して急いだ方なんだ 丘の上で「早く!」 とはしゃいでいる君が近くなって 手が届きそう 空に向けて願ったこの想いは 君に届くこともなくて僕は 途方に暮れている 何回目の夜を越えて、 何回生まれ変わったら 君を迎えにいけるんだろう 「この ペースじゃ間に合いそうもない な」って いつもより強くペダルを漕いでいた あの丘の上で「遅い!」 と怒っている君が雨に消えて 見失いそう 僕は今も夢の中で 冗談みたいにシンプルな 決して届くことのない君への歌を 書き続けている だけど今じゃ夢の中ですれ 違うことも無くなって 陽の光に目を塞ぐ今日 空に向けて願ったこの想いが いつか届くこと祈って重いペダル 漕ぎ続けている 夢の中でまた二人会えたとしたら きっと少しは優しくできるんだろう