記憶たどり歩く 両手で傷を隠し 絆(ほだ)されたまま 沈みゆく世界 ただ纏う悲しみ 鍵をかけた心の扉 浚う(さらう)なら 闇を消す正義は 赤く燃える定めのように 影を写し 堕ちてゆく 夜さえ越えて 追いかけた幻影 掴んでは消える一縷(いちる)の希望 混ざり燃えて この業火(ごうか)と つれ合い奈落へ 消えるまで 喉を掠めた(かすめた)残像 何時(いつ)の間にまどろみ 灰色はいま影をのみ込む 翼をたたむ堕在(だざい) 鍵をなくし開かない扉 うらむから 闇を消す正義は 赤く燃える定めのように 影を写し 堕ちてゆく 夜さえ越えて 追いかけた幻影 掴んでは消える一縷(いちる)の希望 混ざり燃えて この業火(ごうか)と つれ合い奈落へ やがて藻屑と消えるまで