恋する朝は バラの小枝を摘んで 貴方の足音 待ったものなの めまいのような 愛の思い出残し 貴方は行くけど 私止めないわ 一つずつ哀しみを 脱ぎすてていくのよ いつの日かあでやかに 現われてみせるわ 気にせずに どうぞ消えて貴方 してきた事に うしろめたさはないの 愛した月日は すぎていくけど 今煩駅に 着いている頃かしら 見なれた背中を 思い描くの 涙のように それは気まぐれだけど 愛した気持を 私悔まない ―つずつ傷あとに くちづけていくのよ いつの日かしなやかに出なおしてみせるわ 気にせずに どうぞ消えて貴方 してきた事に うしろめたさはないの 愛した月日は すぎていくけど