「君のことが好きなんです」と 夢の中でなら言えるのに 今日も明日も君に会えない アイスクリームは溶けてしまった ああ、 今日は廊下ですれ違った こっそりと横目で見ていた きっと君は僕に興味ない それでもいいと思っていた どうして、 こんなにも痛いんだろ どうして、 こんなはずじゃなかったの どうして、 声が聴きたくなるんだろ だって、 どうしようもなく好きなんだよ 夕焼け空、日が落ちて 今日も一人歩く 帰り道 君、想い 口ずさむ 君には届かない僕のメロディ 放課後のグラウンドの声と 茜色に染まる教室 君を想いながらまどろむ ーー下校時刻のチャイムが鳴る いつか君を好きだったことも 懐かしくなる日がくるのかな 君のこと忘れるぐらいなら、 ずっと苦しいままでいいのにな ああ、 「今すぐ、君に会いたい」 誰にも聞こえないように叫んだ 終わりが近づいていく あと何回、君に会えるんだろ 帰り道の景色も、 何度も聞いた曲も、 全部、君で溢れていた 君のいない明日なんて 夕焼け空、日が落ちて 今日も一人歩く 帰り道 君、想い 口ずさむ 君には届かない僕のメロディ 君に届いたなら 僕は嬉しくて泣いちゃうのに 会いたい 会えない 「君のことが好きなんです」と 夕焼け空に溶かしてみる