見慣れたはずのこの街も 新しい家立ち並び 久しぶり 歩いてみるだけで 不思議な気分だよ 調子良くないみたいだけど 何も心配いらないよ 電話越し 声は少し 泣いてる気がした 長く暮らしてきたよ この街で 空はあの日のままの風を運ぶ 桜舞う河川敷を あなた 手を引いてくれた 忘れてしまう欠片を 僕は何度でも歌う 僕は何度でも歌うんだ 俺らはうまいことやれてるよ いつもドタバタしてるけど にぎやかな声溢れた部屋 もう誰もいないんだ 打ち明けた日のあなたの背中は 今でもずっと覚えている 気が済むまで 好きなようにやれ 言ってくれたこと 僕は今も夢を追いかけているよ きっと あなた譲りの頑固さのせいかなって あの日言えなかったこと 今になって悔やむこと もしも伝えられるなら 僕は何度でも歌う 僕は何度でも歌うから 遅すぎた 気づく なんにもできやしない 身勝手だとわかってても あなたに届けたい 長く過ごしてきたんだあなたと だからほら 少しだけデカい音でもいいかい? 桜舞う河川敷を あなた手を引いてくれた 忘れてしまう欠片を 僕は何度でも歌う いつか僕も何もかも 忘れ 消えてしまうから あなたの歌を刻むよ 僕は何度でも歌う 僕は何度でも歌うんだ 桜が見える部屋の窓に 穏やかな陽 差しこんでいたんだ