azured (feat. 蛯名めぐみ)

歌詞

遠く 清い水面(みなも)に 光弓(こうきゅう)の矢が 憂う私に射す 透る まばゆい光刃(やいば) 蒼穹(そうきゅう)の世に 深い冀望(きぼう)を抱く 空の彼方 天上の常世(とこよ) 届け此の手よ 疾く 波濤(はとう)の花開く 暮れた宮を越えて 昂ぶり昇る潮 映るのは 多祥(たしょう)を纏う夢 形を帯びる幻想(かげ) 高天原(たかまがはら)へ誘う 遠く 藍の夜空は 虚無の手に堕ち 夢の景色を割る 孤独 黒い煙で 塗る源氏星 胸の英気を吐く 海に沈む 浮世の鳥居に 見惚れないように 梳く 対価の染み濯ぐ 眠る潮の底に 目掛けて降(くだ)る帰路 閉(た)て込めた 海馬を振り返り 凍る憧憬(しょうけい)の念 夢現(ゆめうつつ)へは復せず