ぐらつく足場から逃げるための 岐路に立ち 選べずにいる もう気付き始めている ここがもう安住の地ではないことに 叶うならこのまま 止まっていたいけれど 抱える空白は重くなりすぎた 退路はない 先がどちらも暗くとも より見えない方へ歩いていく 霞む意識の中 錆びついた身体を軋ませ 終わりを祈る 間違いが許されるたびに もう足場は崩れるほど脆く 誰にも伝わることのないまま 閉じ込められ消えていったあの声を 正しいかたちを見失ったままで 取り戻せる日など来るのだろうか 叶うならこのまま止まってたかった もう与えられていた 進むための理由 退路はない 先がどちらも暗くとも より見えない方へ歩いていく