日本が世界に誇るサクソフォン奏者。そのハイレベルな演奏と、自身が開拓してきた唯一無二のレパートリーが国際的に熱狂的な支持を集めている。名だたる作曲家への委嘱も積極的に行っており、須川によって委嘱・初演された多くの作品がクラシカル・サクソフォンの主要レパートリーとして国際的に広まっている。近年では坂本龍一「Fantasia」、チック・コリア「Florida to Tokyo」、ファジル・サイ「組曲」「サクソフォン協奏曲」などがある。
また最近はサクソフォン1本による無伴奏の世界にも新たに取り組んでいる。
N響をはじめ日本のほとんどのオーケストラと共演、海外でもBBCフィル、フィルハーモニア管、イーストマン・ウインド・アンサンブル、パリギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団等と多数共演を重ねている。
東京藝術大学卒業。第51回日本音楽コンクール、第1回日本管打楽器コンクール最高位受賞。出光音楽賞、村松賞を受賞。98年JTのTVCM、02年NHK連続テレビ小説「さくら」のテーマ演奏をはじめ、TV・ラジオへの出演も多い。89年から2010年まで東京佼成ウインドオーケストラ・コンサートマスターを務めた。14年にデビュー30周年を迎え、東京文化会館大ホールでの記念公演は完全完売の大盛況となった。19年にデビュー35周年を迎えた。
これまでに約30枚のCDをリリース。2014年には著書「サクソフォーンは歌う!」を刊行。
サクソフォン四重奏団トルヴェール・クヮルテットのメンバー。また現在、ヤマハ吹奏楽団常任指揮者、イイヅカ☆ブラスフェスティバル・ミュージックディレクター、静岡市清水文化会館マリナート音楽アドバイザー&マリナート・ウインズ音楽監督を務めている。
東京藝術大学招聘教授、京都市立芸術大学客員教授。
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