風と緑の楽都 音楽祭 2021 回想

今年は「南欧の風」がテーマ。 1. フラメンコを生の舞台できちんと見たのは自分の人生でほとんどありません。とても楽しかったです。ただ、舞台だとやはりお行儀が良すぎて。個人的には観客も掛け声とか気楽にできるような雰囲気で次回は聞きたいなと感じました。 2. バレエと能舞の共演。金沢ならではで面白かったです。圧巻のラスト。 3. 今までローマ三部作は録音でしか聞いたことがなく、あまりピンときていなかったのだけど、ライヴで初めて聞いて、手に汗握るような、思わず飛び上がりそうなほどの音圧に衝撃を受けました。できれば大音量で聞いてください。 4-5. オペラ版紅白歌合戦。自己採点では同点でしたが、女性が勝ちました。特に後半はニコニコが止まらないほど楽しかったです。腰越満美さんの圧倒的な歌唱力には惹き付けられました。笛田博昭さんも、オーケストラに勝るとも劣らない迫力。 6-7. 須川展也さんといえば、自分の中ではクラシックの人で、何と言ってもモリコーネの『ニュー・シネマ・パラダイス』だったのですが、今回ピアソラ生誕百周年という事で、ピアソラ中心のプログラム。サックスの音ってこんなに綺麗で、表現の幅ってこんなに広かったのだなと、感心しました。同日にNHK FMでピアソラ三昧やってたのだけど、音楽祭で聞けませんでした。案内役は小松亮太さん。かつて三昧シリーズの「タンゴ」の回で熱い解説、マニアックで素晴らしい選曲、そしてライヴを披露してくれてました。ちなみに来年はピアソラ没後30年。今年か来年中に小松亮太さんのライヴに行きたいものです。 「南欧」というテーマからはやや外れる気がしますが…まあお祭りだし細かいことはどうでもいいですね。 8. トリはこれ！オペラ紅白歌合戦のアンコール。最高に盛り上がりました！