夜の足音が聞こえてきて 読みかけの本に栞をはさむ いつだって君は早足気味で 言いそびれた言葉を指でなぞる 長く伸びた影に そっと打ち明けたこと 夕暮れが染める色に 紛れて空に溶かした 繰り返すだけの日々を 簡単に変えてしまった きっと君は 気が付いてないだろうけど 重ねた言葉たちが 少しだけ勇気を くれたような気がした 季節が変わる前に 友達のままでいればきっと みんな楽しいままでいられるかな 時間はいつも早足気味で 誰かの気持ちを置き去りにする 難しいこと とりあえず保留にして 夏が来たらどこに行こう? 早口でまくしたてた計画 夏が来たらどこに行こう? 何度でも話をしよう 眠れない夜の星も すれ違う言葉達も きっと君が いなければ会えなかった 誰かを好きになって こんなにも胸が苦しいこと知っても 後悔してないよ 季節が変わる前に 聞かせて