僕はいつものように歩いている 色々な人や音とすれ違った 冷たい風の匂い 好きだった頃を 思い起こす バスを待っている 時はいつものように過ぎていった コークの炭酸だけが音をたてた 窓から見える月が好きだった頃を 思い起こす 遠く向こうから届く 誰かが鳴らした音で 歩いてきた道は素敵になった 近くで鳴ったクラクション 音もなく流す涙 残らず過ぎ去るまで気づかなかった 僕はいつものようなフリをしている 色々な人や音に甘えている 君の好きな歌が好きだった頃を 思い起こす 春の町で 歩いてきた道は素敵だった 全てが過ぎ去るまで気づかなかった 僕はいつものように歩いている 色々な人や音と混ざり合って 冷たい風の匂いが好きだった事を 思い起こす バスを待っている 時はいつものように過ぎていった 窓から見える月が素敵だった ここで話す夜が好きだった事を 思い起こす 花ひらいた 春の町で