いつも見上げる くずれた天井 いびつな穴 空のかたち よこぎる星に 願いをのせても今は かなわない はじめてあなたが 心の熱 教えてくれた その温かい手も その優しい声も わたしの中に まだ 白い鳥に願う 罪の終わり 新しい朝のむこうに 自由な空 あなたが羽ばたけば どこまでも飛べる 明日は わたしを翼にかえて 冷たい壁と 揺れる青い水 堕ちた鳥が 土に還る 広がる夜空 手を伸ばしても星には とどかない はじめてあなたが しずかな熱 伝えてくれた あのひろい背中も あのきれいな両目も わたしの中に まだ 白い鳥に願う 夜の果てで ふたりだけ 手と手かさねた とけあう刻 あなたをつつみこむ 空と繋がりが そこまで 今 ひらかれた世界で 白い鳥に願う 罪の終わり 新しい朝のむこうに 自由な空 あなたが羽ばたけば どこまでも飛べる わたしは あなたの羽 夏の夜の夢を あなたとみた おだやかな愛しい日々を 失っても あなたが笑えれば それだけでもいい 明日に あなたがいてほしいだけ