ふと耳にした懐かしい歌 言葉の意味も知らないまま あの頃の少年はロックンロールに恋 をした 君の真似をして 格好良くて 買ったあのギターは 触らないまま僕は歌を歌ってた 旋律は今日も貴方を照らして 誰よりも輝いて見えた 僕はそれを見つめるだけで いつかこんな風に想いが音から涙に 変わるような 変わりたくないような 心の中は見えないのに どうしてあの頃にいた感情 こんな時に思い出す 貴方のことは見えているのに 鮮やかに透明な感情 貴方の瞳に映ったその表情 まるで夢のようで いつかきっとだってこのままで 要らない事は何も無かった 失敗さえも糧にすれば あの頃の少年も 少しは大人になれたかな 光る笑い声も泣きたい事も 偏った世界で 努力なんて言葉さえ 当たり前に感じれなくて 似通った生き方 誇れる自分のまま 飾らない肩書き 隠れる理由もなくて 機会は不平等 偶然を睨んで 儚く消えてく世界に届く夢 「やりたい事がない」贅沢は言わな い 一生懸命になれる そんな環境に感謝して 届きそうな 届けると誓った空 この世の中じゃ気付けないように どうしてあの頃の自分へ かける言葉一つもない 明日の事は分からないけど いつまでも透明な様で色を重ねてい く 等身大で突き刺す 自分の生き方で 理想なんていつも向い風で 飲みかけだったぬるくなったコーラ 灰色に染まる水さえ貴重な 誰かから誰かへの優しさ 距離は無視また巡り巡って行った くだらない話なんて無し この足で国境を躱し 狭く見えては広いこの世界 探す自由 どの理由だって正解 時の中に移った想いも どこかへ飛び出して 駆け出して 見えなくなって どんな未来で枯らす声も 君なんだって事 届きそうな 戻りたくないよな 心の中は見えないのに どうして? あの頃みたいに笑ってよ 泣かないで 醒めないで 救われたのは僕の方だった 描く場所に息を切らせて 譲れない方が 叶わないような 出会いなんていつも突然に 人生を楽しんでいく 叫ぶ 遠く まだこのままで チャンスいつも満ち足りて 上手く行かない事ばかりで 諦めるより走っていたくて 向い風も意外と辛くないもんさ 何度立ち止まったって良い 感動 手を振り返した道 最後だってまだ遠い先 数え切れぬ愛 抱え向かう明日に