目が覚めてまだぼやけて窓辺を 見てた 鼓動だけが強く生きている気がした 冷たい風が起こしにくるのを ただ待っていた 駆け走り止まないそよ風に願いを 寂しくなるほどに満ちた夢を見た 白い朝に煌めく波に 打ち上げられたのは僕の亡骸 霞んだ目 濡れた頬で目覚めないように 夜の逃避行 朝には戻るから 空だけはわかってくれる 気がしていた 空っぽなままでどこへでも行きたい あれを"思い出"と名付けたら ほんの少し温度を感じた 駆け走り止まないそよ風に願いを 寂しくなるほどに満ちた夢を見た 白い朝に煌めく雲が 降らせた雨はもう乾いて 駆け走り止まないそよ風になびかれ 苦しくなるほどに満ちた僕を知る 白い朝に嫌った日々なんて いつか愛せる愛してあげたい 打ち上げられたのは僕の亡骸