青と春。

歌詞

いつも通りを直進で 君が走って行く 満たせない喉の奥 サイダー流し込んで くだんない今日に「また明日」 夏よ走って行け 振り返り際にひとつ 涙、落としてった 君が強がってまた 笑う振りで誤魔化してたんだ そんな滑稽な顔なんて 雨に打たれてしまえよ 夏を舞って笑っていたんだ 君を待っていたってなんだ 声になんない思いを空に投下して 藍になって歌っていたんだ 君にだって笑ってほしくてさ 愛も知んない僕らは叫んだ 青になれ、あの日の春よ 環状線をなぞってって 夏を追い越した 覚束ない感情がまた 溶け出してきそうだ 解かんない明日に不安がって 夜を駆け出した 世界はとうに暗かった 花火が綺麗だ いつかいつかってまた 繰り返す日々も残っていない こんな人生に咲かすんだ 震える限り明かすんだ 夏描いて笑ってみたんだ 君を描いてみたってなんだ こんなもんが欲しくて 嘆いてたんだな 藍を塗って歌ってみたんだ 君とだって笑ってみたいんだよ 愛も知んない僕らは知るんだ 青になれない、どうして僕は 君との夏は憂鬱 何気ない日々を 見上げていたんだ 行かなきゃもう 夏が終わる 走り出した手が 君の背に触れた 青になったつもりだったんだ 君がさ手を振っていたんだ 繰り返した今日が苦くて痛いんだ キラキラって滲んだ思いが 弾け出して光ってるんだ 「終われないよ」って 君が言うからさ 夏を待って歌っていたんだ 君と待っていたってなんだ 泡になった思いも空に溶かして アイになって歌っていたんだ 君にだって笑ってほしくてさ 愛も知んない僕らは叫んだ 青になれ、あの日の春 君だけの空よ