踊れなくなる様に踊らせて

歌詞

「いらないよ」なんて言って また生き急いだ 夜を数えて迷子になった 「汚いな」そんな今日も 横目で流した 隅の瓦礫が醜い僕みたいだ 「逃げたいの」なんて言って 何処にも行けないや 誰かのせいで泣いて痛んだ 「くだんないな」なんて言って また夜が擦れた 錆びて行くのはいつも心の方 どうして独り善がりの嘘を ついてしまうのかな 街灯が溶けだす僕の頬を撫でる 夜を睨んで耳を塞いで くだらないサイレンの音で踊ろうか 褪めた日々に潰されてしまうわ 馬鹿みたいねほんと こんな世界で僕は嘆いて 人知れずカーテンコールが終わって 消えるだけの夢ならば尚更 壊れちゃうくらいに踊らせて 「知らないわ」なんて言って 戯けて歩いた 行き先なんて曖昧だった 「知らない」が当然なんて 呆れてしまうわ 宛もないのに僕は生まれたのかい? どうして踊り続ける僕を 人は嘲笑うのかな 冷めた月明かりが僕の背を照らす 夜に縋って歪になって 頭に描いた愛だけを切り取って 夢の底で繰り返す過ち 馬鹿みたいな本当 こんな世界じゃ僕は奴隷だ それでも泣いて吐いてまだ踊ろうか 消えるだけが夢ならば尚更 夜が明けた時は祈らせて 皆 踊れなくなる、踊れなくなる、 踊れなくなる 戻れなくなる 夢も嘘も何もかもを 全部忘れて 消えて逝くでしょう 踊れなくなる、踊れなくなる、 踊れなくなる様に踊らせて 夢が覚めて嘘が溶けて 夜が明ければ信じあえるさ 夜を睨んで耳を塞いで くだらないサイレンの音で踊ろうか 褪めた日々に潰されてしまうわ 馬鹿みたいねほんと こんな世界で僕は嘆いて 人知れずカーテンコールが終わって 消えるだけの夢ならば尚更 壊れちゃうくらいに踊らせて