あなたの遺したカメラを持つと 優しいその手に触れてるようで レンズ覗けば二人は同じ 景色見てると感じれた いつもの様に写真を撮ると いつもはいないあなたの姿 夢に見ていた事が写真の中で 始まった二人の暮らし 「これからどうしようか」 「どこに行こうか」の 返事は無いけれど わかっている 何度も行き慣れた思い出の場所へ 「もう飽きた」ってあの時 言ってごめん、伝わってるかな いつも笑顔で写真を見せて いつかここに行こう、 そう言ってたね 今なら叶う あなた首から 下げて向かうよ喜ぶかな 気づけばあなたより年上だけど あの日の様に今も甘えたいよ 初めて辿り着く約束の場所で 戻ったようで進んでく 時間は待ってくれない 何度も撮ってきた筈なのに映らない 懐かしい匂いを乗せた風が 優しく髪を撫でた あなたを引き止めていたのは 私だった もう平気 これからは前向いて進む 最後に行く前に言わせて 一緒になれてよかった 忘れない さよなら