「きっと、月の裏側で、 ウサギは、涙を流し、 蒼い星に帰りたい、 そう想い、泣いている。」 <♪> そっと、呟いた君は、 地面に、月を描いた 赤くはれた、目を細め、 イビツに、3個、作った つつかれた、ダンゴムシのように、 丸くなる 君の、しゃがんだ、その背中 痛みはもう、君の頬を濡らし 光に、揺れた ローウィン、ローウィン、 ローウォン 全てを、銀に、染めてしまう もう泣かなくていいよ <♪> 「今は、遠いとこだけど、 いつか、旅行に行けるよ。 そしたら、迎えにゆこう、 僕が運転するから。」 バカだね、と、君は泣き笑い もう一つ、イビツな月を、 描きました 痛みはもう、君の頬を濡らし 光に、揺れた ローウィン、ローウィン、 ローウォン 全てを、銀に、染めてしまう もう泣かなくていいよ <♪> 泡のように、空へ昇ってゆく 光に、揺れて ローウィン、ローウィン、 ローウォン イビツな月が、 柔らかさに、見えて。