耳澄ませば 風を揺らし夕立が 駆けてくる音がする 耳閉じれば 体じゅう絶え間なく 脈を打つ音がするよ 何度も何度でもくり返して 疲れたその心をらくにして 動きを止めることない万物の時の中 どれくらい あとどれくらい 待てばいい 聞こえない振りをしてる 君のいる隠れ家の 窓を開けてよ 半分でも 手をはなして 塞いでる右耳と左耳の 知らないうちに 春は訪れ 根雪溶かした 遠雷響く空 夏の終わりに 世界は 音や煌めきに 満ちてる 何度も何度もくり返して 疲れたその心まで 動きを止めることない万物の時の中 どれくらい あとどれくらい 泣けばいい 聞こえない振りをしてる 君のいる隠れ家の 窓を開けてよ 誰もが皆 聞いたこと聞きたがる 誰もが皆 語られたこと語りたがる 見たこともない海へと 運命への舵を切ろう 動きを止めることない万物の時の中 どれくらい あとどれくらい 行けばいい 聞こえない振りをしてる 君のいる隠れ家の 窓が開いたよ 半分だけ 耳澄ませば 風を揺らし 夕立が駆けてくる音がする