蔦の絡んだ扉を開けて 連れられるがまま 覗き込んだら 木の実の赤が こっちを見てた 優しい水の音が流れ出す 異世界かしら 疑いたくなるほどに 眩しすぎる あの日の空に今 今 色がついてく 思い出せる 駆け回ったんだ 風と あれは空中庭園 記憶浮かぶ 追いかけた光 その先はいずこ 地上ではなく 天空でもなくて どこでもない場所 懐かしいけど 実在したか不確かなのは確か 思いたくもなる どうしてかしら 今頃思い出すのは とても神秘 忘れたんじゃなくて 見失っていたんだ 思い出ごと 大きな手を握って見てた 空中庭園 忘れるなんて 出たら戻れない 呪文でもあったの? 名前を呼ぶ声 帰りたくなかった あの日の空が今 今 色めいている 思い出せる 駆け回ったんだ 風と これは空中庭園 記憶浮かぶ 追いかけた光 舞い上がる息吹 よみがえる あの時 嬉しかったんだ 私 空中庭園 空中庭園