僕らは不器用なまま、美しく咲く

歌詞

ハイドレンジア この世界で僕は歩いていく 言葉一つを追いかけた 雨が薫る空へ 少し錆びた自転車に 青梅雨の音が鳴く 虚しさに手をかけても 楽にはならない 「大丈夫だからさ…」 心に何度も理由を押しつけて しまい込んで無理に笑って 息をしている ハイドレンジア この世界で僕は輝けるの? 雨がまだ降り続いて飛べやしないや 理想と現実の先で待っているのなら ハイドレンジア 探しているんだ 声を上げたあの日から 僕は探している ないものばかりでほら なにものにもなれない 誤魔化した夢の跡が乾いて消えた 懐かしい思い出に縋るべきじゃない 映画ほどじゃなくていい 僕は僕のそのままで良いって 言ってほしくて キミの声で 些細な幸せが手に触れた 気づけば涙に溶けるけど ただ一つを一つだけでも 愛せるなら もう分かってたよ 僕が駄目なんだって それでももう一度強くなりたいって 叫んだんだ ハイドレンジア この世界を僕は歩いていく こぼれた涙を笑って話せるように 僕らは不器用なまま美しく咲くから ハイドレンジア またキミに会えるよ 風が咲いた薫る空 夏色が駆けた