天使に生まれたあの子 恋人だけが姿を探す 仕事できない 悲しい話集まって 跡形 夕べ 溶け出して燃やす 天使と呼ばれるあの子 誰も知らない 親でも自分も うまくできない 新しい靴が寂しくて ある朝外へ 飛び出して消える 繰り返す 壊れる音 ゆきずりの空 手作りのその歌が 一生に一度だけの階段を 一段飛ばしで登ってゆく 広げた両手 透ける夕暮れ つま先立ちで歩く生命線 全て割って余り1つ ああ天使 またあの子 不意に呼ばれてどこかへ消える 覚えられない まばたきするのが怖くて そのまま世界を覗く ねえ天使 見つめ合えてるはず それなのに目が合わない うまく言えない 昔がやけに懐かしくて そこからどこかへ 音なく移る 軌道から 外れた星 数え切る永遠 手放しのその声が 銀河に一度燃える瞬間を 誰にも知られず光っている しまった記憶 欠けた夕暮れ 目隠しで歩いた生命線 何もないのに陰が落ちている 天使に生まれたあの子 恋人だけが姿を探す 仕事できない 悲しい話集まって 跡形 夕べ 溶け出して燃やす 天使と呼ばれたあの子 誰も知らない親でも自分も うまくできない 新しい靴が寂しくて ある朝外へ 飛び出して消える